
名称:揚げあられ5袋詰合せ
内容量:120g×5袋
原材料名:もち米(国内産)、植物油、砂糖、青のり、食塩
/重曹<br>
賞味期限:袋裏面に表示
保存方法:直射日光、高温多湿を避け、常温で保存してください。
製造者:㈱茶の木村園
茨城県つくば市春日4-7-9
TEL:029-852-7575
フリーダイヤル:0120-39-7575
2016年の7月から、茶の木村園で新発売中の『つくば味揚』。ひとつ食べれば思わず続けて手が伸びてしまう、くせになる美味しさで、早速ご好評をいただいている人気商品です。

▲米どころでもある茨城では、米菓はごく身近なお菓子。もしかしたら、この特徴的な形と青のりが散りばめられた色味に、既視感を覚えられた方もいらっしゃるでしょうか。
実はこのあられ菓子は、『高橋米菓』さんの定番銘菓が元になったものです。それがどうして、木村園の新商品として発売されることになったのか……?
今回はそんな米菓通の皆さまの疑問を解消するとともに、木村園の『つくば味揚(みあげ)』について改めてお伝えしてまいります!
オリジナルキャラクターである『みあげちゃん』と木村園店長の対話形式で、読み終える頃には『つくば味揚』にいっそうの親しみを感じていただけることと思います。
▶青のりのそばかすがチャームポイントな『みあげちゃん』。お肌のコンディションを左右する湿度には敏感で、ちょっぴり気難しいところもあるけれど、嬉しい時の感情表現はとても素直な女の子です。ふと気付けば、あなたもその風味の虜に……??

◆惜しまれながらも販売終了となった、老舗のつくば銘菓
木村園の『つくば味揚』が生まれたきっかけは、谷田部で古くから続く『高橋米菓』さんの定番銘菓にあるのよね? 大型の販売店へも卸していて、入荷待ちになるほどの人気商品だったそうじゃない。
――もともと、高橋米菓さんのその商品は、うちでもずっと仕入れさせてもらっていてね。製造を終えるということを直接お電話いただいた時、一個人としても、非常に残念な思いがあったんだ。
生産設備の老朽化などからライン生産を断念して、惜しまれながらの販売終了だったと聞いているけれど……フフ、店長もその米菓のファンだったというわけね! でも、いきなり「うちで作りたい」なんて、よくチャレンジしたものだわ。
――”伝統のお菓子“として、本当に親しまれている味だったから、最初は「うちの店頭で出せる量だけでも」という気持ちでね。思い切って先方にお話ししてみたら、ご厚意でレシピを教えていただけることになったんだよ。
まぁ、情熱的~! 木村園は『天然氷かき氷』の時も1からの挑戦だったし、まずは一歩踏み出してみよう、って精神なのかしら。米菓ならお茶請けにピッタリだし、お茶屋との相性は抜群ね!

▲現在、木村園で通年販売している日光の天然氷を使ったかき氷も、かれこれ7年前からの挑戦が実を結んだものです。写真の商品は『黒蜜きなこ』。トッピングメニューで白玉やあずきも追加できます。
◆レシピの伝授から、試行錯誤を重ねること約半年間
――とは言え、商品化に至るまでにはかなり難航したよ。うちの場合は、もちろん米菓の製造自体が初めてだという理由が一番大きかったけれど。実は製造手順の実演指導などを、直接賜ったわけではなかったからね。
あら、そうなの!? 確かにお話をうかがった時にはもう、終了を知らせるような段階になっていたわけだから……。製造の過程を、現場でじっくり見て学べる状況ではなかったのかしら。
――その上で、うちは少量生産を前提にしていたから、高橋米菓さんと比べて小規模な設備を整えた影響もあってね。生産規模が違ってくると、レシピ通りとはいかない部分も出てきて、微妙な調整が必要になったりしたんだ。
教えていただいたレシピや原料から、いかにあの美味しさを再現するかという挑戦でもあったのね! 他でもない店長自身が、高橋米菓さんの銘菓に惚れ込んでいたからこそ、その熱意を形にできたのかもしれないわ。

▲こちらが木村園で発売中の『つくば味揚』。軽やかで存在感のある歯触りに、ほどよい塩味と青のりの風味がマッチ! つい手が止まらなくなってしまう米菓です。
◆『みあげちゃん』は、扱いの難しい、繊細な女の子
”あられ“の作り方って、蒸し上げたもち米をついて固めた生地を、切断して乾燥させてから焼くなり揚げるなりで仕上げるわよね? 特に見極めが大変だったところ、当ててあげましょうか。フフ、それってズバリ”生地の揚げどき“でしょう!
――そうそう! 商品として販売できるようになった今でも、そのタイミングにはずいぶん悩まされているよ。なにしろ気候や湿度の変化によって、乾燥の度合いに差が出てくるんだ。商品の賞味期限も、季節によって60日~90日と幅が出るほどだからね。
米菓は繊細なお菓子なのよ~! ”揚げどき“を逃しちゃうと、他の手順は同じでも芯が残ったり、美味しく仕上がらないんだから。でも、ふさわしい時にきちんと揚げてくれれば、この食感と味わいで、もれなくやみつきにさせちゃうわよ♪

▲『つくば味揚』の絶妙な塩加減と軽い食感は、まさに日本茶のお供に最適! 未開封のまま日数を置いて馴染ませても、また少し違った風味をお楽しみいただけます。
◆先代の銘菓に敬意を払い、その名称は永久欠番に
そうしていよいよ商品化できる段階に進んだところで、元になった銘菓そのままではなく、新たに『つくば味揚(みあげ)』として出すことにしたのはなぜかしら?
――実は大変光栄なことに、高橋米菓さんからは商品名を使用する許可もいただいていたのだけれどね。先ほども話した通り、伝授は原料やレシピなど一部のみで、「正真正銘の直伝とは言えないのではないか?」と考えたんだよ。
「このまま失われてほしくない、大切にしたい」という気持ちから、その味を継ぐご縁をいただいたけれど、現場で修行を積んだ正統な後継ではない、ということね。
――元の商品名は人名が由来だったというのも、理由のひとつになるかな。「尊敬すべき看板を背負い続けた名前には手を付けずに、そのまま残しておきたい」という想いがあったから、うちでは新しい商品名を付けさせていただいたんだ。

▲新しい名前でお届けしている『つくば味揚』。商品の形がよく見えるパッケージなので、米菓通のお客さまはこの見た目でピンと来て、先代の銘菓を思い浮かべられる方も多いようです。
老舗の銘菓に対する畏敬の念から、例えるなら野球界での”永久欠番“という方針をとったのね。言わば私こと『みあげちゃん』は、面影の残る小さな妹分ってところかしら?
――そうだね。まだまだ年若いところもあるかもしれないけれど、高橋米菓さんの銘菓へ敬愛を込めて、木村園なりの『つくば味揚』としてお届けしていきたいと思っているよ。
◆新発売の米菓をきっかけに温まり、広がる人脈も
とても嬉しいことに、販売終了した銘菓を購入されていたお客さまから、「なくなってしまったと思っていたけど、食べたかったんだよ」「続けてくれてありがとう」とお言葉をいただく機会が多いの! 店長にとっても、挑戦した甲斐があったと実感できる瞬間なんじゃないかしら?
――実は『つくば味揚』の原料になるお米の発注先とも、店頭で購入いただいたのをきっかけにご縁ができたんだ。こういった繋がりに恵まれると、高橋米菓さんの銘菓がそれだけ多くの人に愛されていたことを感じられるよ。
お茶の間でも、お店先でも……たくさんの人達を”ちょっと幸せな気分“で繋ぐことができるなんて、商品として誇らしいことじゃない? 私もその銘菓の風味を継いでいるんだから、これからもますます魅力を磨いていかなくっちゃね!

▲人と人とを自然に結びつけてくれるのも、美味しい食べ物の魅力のひとつ。現状は生産規模の関係で大口の卸売が難しいため、ぜひ当店まで足をお運びください! ⇒【Googleマップでの店舗情報はこちらから】
つくば味揚(みあげ)5袋詰合せ
¥2,595(税込)
25ポイント獲得!
- システム商品コード
- 000000000780
- 独自商品コード
- ki90001-5
- 製造元
- 茶の木村園
- 原産地
- 国産
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